徹底調査!父の日の由来はどこからきているの!?

chichinohi

発祥はアメリカ

父の日というのはアメリカが発祥であり、そこから日本にも広がるようになりました。
ワシントンに住んでいたジョン・ブルース・ドットという婦人が父に対する思いを込めて始めたのが父の日なのです。
男で一つでたくさんの子供を育ててきた父を称えるために父の日を提唱したのですが、ドットの父の誕生日が6月だから父の日も6月になったのです。

父の日というのは、ドットが母の日の存在を知って、それなら父の日も作るべきだと考えたからできたものです。
つまり、母の日に影響されてから、父の日が提唱されて、それが国民の休日として認められたのは1972年のことです。
このように父の日というのは意外と最近になってできたものなのです。

母の日といえばカーネーションが有名なのですが、父の日はバラを贈ることが定着しています。
これはドットの父がバラを好きであり、そのため父の墓には白いバラを供えたことに由来しているのです。
また、一説によると、父がまだ健在ならば赤いバラを贈り、父が他界しているなら白いバラを贈るという説もあります。
このへんは母の日の影響を強く受けているのを感じさせるものとなっています。

日本の父の日

日本では1947年に母の日が制定されたのですが、父の日に関しては1970年代になってもそれほど知られていませんでした。
1981年になってから父の日は日本中で知られるようになり、積極的に広報活動が行われた結果として、今では定着しています。
日本の父の日では黄色がイメージカラーとなっており、そのためプレゼントにも黄色いリボンを結ぶのが一般的となっています。

花については黄色のバラやひまわりが用いられたり、あるいは白いバラやユリが好まれることもあります。
父の日は日本やアメリカだけではなくて、他の国でも行われていて、世界中で知られるイベントになっています。
アメリカでは6月の第3日曜日が父の日となっており、これは日本やカナダ、フランス、イギリスなどでも同じです。

オーストラリアでは6月の第2日曜日が父の日であり、リトアニアでは6月の第1日曜日が父の日となっています。
イタリアやスペインでは3月であり、ドイツでは5月が父の日となっています。
このようにそれぞれの国において父の日の日付は異なっており、その日に行われることも国によって微妙に違いがあるようです。

興味のある方は世界の父の日の祝われ方についていろいろと調べてみると面白いでしょう。
スイスの場合は母の日はあるのですが、父の日はなく、他にもこのような国はあるようです。
父の日というのは父親のことを尊敬して、称えるためにある日だということを忘れないでください。